旬だより

8月20日は金栗四三さんのお誕生日!

お知らせ
2022.08.20

※画像は玉名市役所観光物産課様よりご提供いただいた金栗四三翁住家の写真です。

 

本日8月20日は、金栗四三さんのお誕生日です。

2019年の大河ドラマの主人公として一躍有名になった金栗さんですが、改めてどのような人物なのかご紹介します。

 

金栗四三(かなくりしそう)さんは、自然豊かな熊本県玉名郡春富村(現玉名郡和水町)で生まれ、10歳からは玉名北高等小学校(現玉名郡南関町)まで往復12kmの道のりを走って通学されました。金栗さんは過去のインタビューで「自身のマラソン人生の基礎は、高等小学校時代の通学にある」と語られていたそうです。

その後、玉名中学校(現玉名高校・熊本県玉名市)に進学し学業に励まれた金栗さんは、マラソン人生の始まりとなった東京高等師範学校(現筑波大学)に入学されました。

 

東京高等師範学校では、嘉納治五郎(かのうじごろう)校長に才能を見出され、第5回オリンピック・ストックホルム大会で日本人初のオリンピック出場を果たします。

しかし、猛暑の中でのレースで日射病になってしまい、26.7㎞地点でコースをはずれ途中棄権となってしまいました。この大会により、スウェーデンでは金栗さんのことを「消えたオリンピック走者」として語られることになりました。

 

陸上競技の第一線から引退した金栗さんは、3度にわたるオリンピック出場で見た世界水準の高さから影響を受け、日本スポーツ教育の発展に尽力されました。

マラソン大会や駅伝競走の企画、女子体育の振興等を成し遂げられ、玉名の地に戻ってからも自宅近くの小田小学校の児童を始め、運動会や市民体育祭で子どもたちや市民と一緒に走り、アドバイスするなど、走ることの楽しさ、すばらしさを市民に伝え続けられました。

 

生涯にわたって「体力・気力・努力」の精神のもと、誰もがスポーツを楽しむ日本をつくることに力を注がれた功績は、玉名の地に様々な形で残っています。

金栗四三さんのお誕生日を機会に、夏休みの自由研究のテーマにしたり、数々の功績を辿ってみたりしてはいかがでしょうか?

 

【金栗四三翁住家・資料館】

場所/熊本県玉名市山部田223-1

開館時間/9:00~16:00(観覧料無料)

休館日/毎週水曜日(祝日の場合はその翌日)、12/29~1/3

金栗四三さんに関する記事はこちらをご覧ください。

(※クリックもしくはタップすると、玉名市ホームページ関連記事に繋がります)

★金栗四三生家(熊本県玉名郡和水町)特別公開中(~2022年8月28日まで)★

(※クリックもしくはタップすると、関連記事に繋がります。)

広 告