旬だより

西南戦争を学ぶ

お知らせ
2021.02.27

 

本日(2/27)、高瀬官軍墓地にて西南戦争慰霊祭が開催されました。

 

明治10年に起きた日本最後の内戦・西南戦争。

2月下旬から3月には、高瀬から田原坂付近で激しい戦が繰り広げられ、多くの死者がでました。政府軍戦死者は、県内全体で数千人のぼるといわれ、県内21箇所のうち玉名市内では高瀬町字北屋敷に官軍墓地が設置されました。

高瀬官軍墓地は昭和38年に改葬されて合祀塔に祀られ、その後広場になっていましたが、平成24年に地元などから再整備の要望があり、再利用を検討していく中で埋蔵文化財の調査を行ったところ、敷地内にはまだ改葬されていない墓壙や人骨が残っていることがわかりました。このため玉名市の史跡として指定し、かつての高瀬官軍墓地の面影を大切にしながら利用方法を検討されています。

 

本慰霊祭では戦没者に祈りを捧げ、改めて西南戦争を学んで欲しいという地域の方々の想いが込められています。

同日開催として、西郷小兵衛碑や羽根木八幡宮等の高瀬会戦関連遺跡及び博愛社関連遺跡を巡る「高瀬会戦遺跡巡りウォーキング」が開催されました。

 

今年で西南戦争・高瀬の戦いから144周年。

これからもこの歴史を学び語り継いでいくことで、これからの私たちの未来に繋げて行くことが必要だと思います。

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